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季節レポVol.8(南部の火祭り)

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天地が燃える

 

この夏、各地で続く猛烈な暑さ、

山梨県も周知の通りです。

天気予報で明日の天気を見るのが恐ろしい。

そんな灼熱の地の最南端に位置する南部町で

更に熱くなれるお祭りが行われました。(H25.8.15)

 

甲府から約55km、国道52号線を富士川を横目にひたすら南下。

普段は快走過ぎる路線が渋滞しているかと思いきや、

予想に反して流れていました。

 

人口9千人を割るこの小さな街の河川敷に、

昨年は県内外から3万人超の来場者があったようですが、

この感じだと山梨県というよりは、

むしろ静岡県側からの客足の方が良いのかも。(たぶん...)

 

臨時駐車場に車を停めて(500円)会場まで15分ほど歩きます。

南部橋に差し掛かると屋台を発見。

香ばしい香りにテンションが上がります。

そして会場に到着して間もなく、太鼓の音に合わせて炎の祭典が始まりました。

 

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▲富士川沿いに約2kmにわたって並ぶ松明に火が点されると辺りは真っ赤に。

 

このお祭りは盆の送り火や川施餓鬼(水難事故にあった人を弔う仏事)として、

江戸時代の末頃に始まったそうです。

夏の奇祭として知られるように、

火の着いた松明を麦わらで編んだ籠に投げ入れる「投げ松明」や、

川沿いに並ぶ円錐形のたき木の山が一斉に点火する「百八松明」は、

重々しくも幻想的で不思議なインパクトがあります。 

 

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▲燃え盛る「大松明」の様子。炎の勢いにただ圧倒される。

 

「百八松明」が点火すると、富士川沿いが真っ赤な炎に包まれます。

火柱が高くなり始めた頃に合わせて、夜空に光の大輪が打ち上げられました。

パンフレットで見た天地を赤く燃やす様を目の当たりにし、

思わず驚嘆と拍手。

 

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▲僧侶の読経とパチパチと燃える音が暗闇の川辺に響く。

 

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▲祭りと花火、日本の夏といった感じ。

 

かつては富士川流域の各地で行われていた伝統行事。

遺されたのは南部の火祭りだけだそうです。

大切にしたい日本の風景、ここにもありました。

 

 

(終わり)